家族看護の定義の基本は、人間の健康を扱う看護において健康の維持に大きな影響を与える患者およびその家族を、そのときのヘルスケアのニーズにそって援助の対象ととらえることである。本書は、家族について理論を中心とした基本的な知識をはじめとして、家族看護について理論を中心とした基本的な知識をはじめとして、家族看護計画を作成するにあたっての知識と実践的な技法など、家族看護を実践するうえで必要な内容を掲載し、自己学習することができるように編集されている。
さまざまな臨床の場で役立つ知識を幅広く提供しているので、家族を看護するなんて、と躊躇される方々に、実践的に活用されることを心から望んでいる。
CONTENTS
第1章 家族看護学の概念と理論
第2章 家族看護過程
第3章 発達別に応じた家族看護
第4章 疾病別・障がい別に応じた家族看護
第5章 家族看護における関係機関・関係職種との連携・協働について