必ずしも海外に出かけていかなくても,在留外国人,外国人看護師,医療ツーリズム,
海外からの看護研修生など,日本国内で外国人や異なる文化をもつ人々をケアする機
会も増加しており,それもまた,本書において国際看護の重要な一領域を形成している.
これから国際協力に,あるいは日本での在留外国人のケアに携わろうとする看護職が,
何にどう取り組んだらよいのかを検討するガイドとして用いることもできる.
また,帰国した看護職が体験したことを振り返り,整理するためのツールとしても活用してほしい.
目次
概 論
第1章国際看護学の概念
第2章世界の健康問題
第3章国際看護の主要概念
第4章多文化共生看護概論
第5章国際協力諸機関と協力のしくみ
第6章開発途上国の保健・医療システムと看護の国際協力
各 論
第7章国際協力における情報収集・アセスメント
第8章国際看護の展開
第9章子どもの健康
第10章リプロダクティブ・ヘルス
第11章感染症対策
第12章住民参加と健康教育(IEC/BCC)
第13章国際災害看護学
第14章多文化共生看護学各論
第15章看護教育における国際協力