目次
Section 1
エンドオブライフにおけるコミュニケーション
エンドオブライフ(End-of-Life, EOL)ケアとは
EOLコミュニケーションは確かな技術を引き継いでいくアートである
治療意思決定法
悪い知らせを伝える一般的な方法(SPIKESプロトコル)
患者中心スタイルを確立する
患者キューについて
EOL話し合いのアウトカム,
EOLコミュニケーションバリアについて
悲嘆の5段階
EOL医療に関する一般意識
EOLコミュニケーションにおける「真実」
協同関係を築く
非言語的行為の重要性
共感するとは
傾聴
日本と日本語の文化的な特徴
感情表現
Section 2
EOLコミュニケーション力を高めるスキル
確認スキル
共有意思決定スキル
面談枠組みの確立スキル
質問スキル
共感スキル
情報をまとめるスキル
自律促進スキル
Section 3
EOLコミュニケーションの実際
誰がEOLの話し合いをするか?
話し合いの準備
EOLに関しての話し合いのタイミング
どのようにEOLのことを話し合うか?
予後について話し合う
予後やEOLの話し合いで希望やコーピングを促進するための方法
疾患特異的治療を始めるもしくは変える
疾患特異的治療の中止
これからの症状と症状の対処
死が差し迫っている患者とどのように先のことを話し合うか?
蘇生処置について話し合う
「死」と「死にゆく」過程について話し合う
予後やEOLの情報を患者に伝えないでほしいとの家族による依頼
食い違いの対処
(家族の意見の食い違い、医師と患者もしくは医師と患者・家族との食い違い)
否認やエビデンスに合致していない期待の対処
(例:医学的に無益な治療の依頼)
Section 4
フォローアップ
難しい感情への対応
適応障害の対応
早く死なせてほしいという要求の話し合い
深刻な病状説明に伴う自殺リスクの事前評価
死にたいという患者への対応
これからの生活について患者・家族と話し合う
Section 5
療養の場の選択と地域緩和ケアネットワーク
地域緩和ケアのオリエンテーション
緩和ケアの地域リソースを知る
入院と在宅療養の違い
介護保険について
療養の場を話し合うとき
在宅療養を希望したとき
退院前カンファレンス(退院前共同指導)のメリット
退院前に患者・家族とカンファレンスする
入院から在宅に移行する際の注意点
北信がん診療・緩和ケアネットワークの取り組み
Section 6
がん医療用語説明例集
なぜ患者に言葉が伝わらないのか
診断について説明するとき
病状について説明するとき
治療について説明するとき
化学療法(抗がん剤、がん薬物療法)について説明するとき
生活の質、ケアについて説明するとき
おわりに
索引