目次
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震災を風化させない~今,病院に求められるBCP~
刊行にあたって
はじめに
第1章 BCP(事業継続計画)とは何か
1.BCP とは何か
基本的な考え方
BCP の策定
事業インパクト分析(Business Inpact Analysis
) 医療機関のBCP 策定の現況
2.防災計画とBCP
防災計画とBCP
津波災害対策の重要性
3.今なぜBCP が求められるか 医療機関としての社会的責務
医療機関特有のBCP 策定のポイント
BCP の実効性を高める取り組み
第2章 病院におけるBCP
1.病院BCP の考え方
病院とBCP
病院BCP 作成時の留意点
災害対策とBCP
まとめ
2.病院事業継続計画策定のポイント
医療機関におけるBCP の考え方
医療機関におけるBCP の策定
重要業務と目標復旧時間
3.病院機能の確保
建 物
設備・医療機器
ライフライン
医療品等の物品
職 員
4.新型インフルエンザを想定したBCP
東日本大震災の教訓から学ぶ 想定外に備える
新型インフルエンザ対策を取り巻く状況
新型インフルエンザを想定したBCP
新型インフルエンザを想定したBCP の策定
5.情報システムおよびデータ管理
情報システム・データ管理とは
パソコンやサーバはどこに置いていますか?
地震や雷による被害対策
万が一のためのデータのバックアップ(複製)
情報システムの稼働には電力が必要 その1(システムの基幹編)
情報システムの稼働には電源が必要 その2(ネットワーク・端末編)
電話交換機にも電源供給が必要
稼働継続させるための電源供給方法
情報システム非稼働の際の運用方法を確実に
「クラウド」(雲)を使った医療情報の継続稼働
多施設間における医療情報共有のための対応
病院内には多くの医療情報システムが存在
6.医薬品等必要物資の確保
必要な物資の確保というマネジメント
「供給サイド」が機能するために
情報をマネジメントするために
財務状況をマネジメントするために
まとめ
7.病院のBCP と資金計画~『中小企業BCP 策定運用指針(第2版)』を踏まえて~
「中小企業BCP 策定運用指針』と「財務診断モデル」
病院BCP と資金計画
事故・災害発生と病院のキャッシュフロー
財務診断モデル
復旧費用の算定
復旧費用の調達
財務診断モデルでのより高度な検討項目
まとめ
第3章 東日本大震災において直面した災害対策の問題点・課題
1.東日本大震災と坂総合病院の取り組み
医療過疎地域を直撃した震災による医療空白
震災時における坂総合病院の役割
2.大震災が残した教訓
東日本大震災当時の岩手県の医療
大震災と遠野病院
県下の情報を入手できないままにライフラインを確保
後方支援の拠点病院として
医療コーディネーターと震災後の支援
第4章 国内外における行政とBCP
1.日本における行政と医療BC
P 災害医療への行政対応
「想定外」の事態と法体系の整備
国が主導で行う災害医療
災害医療体制のあり方
都道府県医療計画での災害拠点病院
医療機関に求められる高度な医療体制
2.海外での取り組み事例を踏まえて
米国の事例(1)~NIMS とカンザス州保健局の取り組み
米国の事例(2)~ 医療保険の携行性と責任に関する法律(HIPAA)とBCP
英国の事例 ~ 国営医療サービス(NHS)のBCP への取り組み
オーストラリアの事例~クイーンズランド州の取り組み
索引